朝食は、いつも2杯のコーヒーから始まり、天気予報を見てから
朝7時から畑に向かう。害虫や病気に極めて弱いりんご。
それでも、農薬などはいっさい使わないで育て上げる木村のりんご。
2013年には、映画化されましたよね。菅野美穂さんなどが出演
されましたから、話題の一本で、テレビなどでも大々的に放映され
ました。奇跡のりんご。
普通は腐ってしまうりんごが、乾燥したままで、お菓子のような
形で、何年間も保持されてしまう、奇跡のりんご。
自然のものは、腐らないで枯れてしまうのではないかとの木村さん
でしたが、そんなリンゴポリフェノールが、スキンケアなどに利用
されたのが、奇跡のりんご物語。
「育てない、手助けするだけ」
雑草は伸び放題で、肥料も使っていない。
そんなりんご畑に8年かけて変えていったそうなのですが、なんと
その8年館は、まったく収益はなかったそうですね。
りんごの害虫を餌にする、益虫が害虫を食べるシステムになって
いるので、害虫と益虫の割合を保つことが仕事になっている。
目が農薬であり、肥料
目に見えない病原菌には対応できないので、600本を数日掛けて、
酢洗いするそうですから、これまたすごい労力。
そして、年に2回の草刈り。
これは、りんごに季節感を教えるためなんだとか。
なんでも、草がぼうぼうだと、土の温度が変わらないので、それを
教えてあげるんだそうですね。収穫するためには、季節感が必要。
そこまでして出来上がったりんごも、何らかの影響で出荷できない
ものもあるでしょから、りんご物語には、そんなりんごが利用され
ていることを願いたい。